- ブログをリニューアルして作り直したい!
- どうやって元のブログから記事を引っ越せばいいのかな…
- 初心者でもできる簡単な方法がいいなあ!
ブログ運営をしていると、2つ、3つとブログを作ることがありますよね。
でも、記事をお引越しする方法が分からないものです。
古いブログにアクセスしても新しいブログにジャンプ出来るようにしたい!
実は、リダイレクトという方法で、初心者さんでも簡単に記事をお引越しできるんです♪
今回はブログの記事を簡単に早くお引越しする方法を、私の実体験も交えて詳しくご紹介します。
ブログ記事のリダイレクトってなんぞや?
ブログ記事のリダイレクトとは、元のURLにアクセスした人を新しいURLに自動的に飛ばす仕組みです。
古いブログに公開した記事をA、新しいブログで公開した記事をBとします。
新しい記事を公開して前の記事を削除してもよいですが、それだと前の記事にアクセスした人を取りこぼしてしまいます。
もし1日6000PV集めていた記事だとすると、かなりもったいない状態になりますよね…!
便利なリダイレクト機能には「301リダイレクト」と「302リダイレクト」という2つの種類があります。
301リダイレクト
301リダイレクトは、元のURLから新しいURLに恒久的に転送する設定です。
よく使うのはこちらですね!
301リダイレクトを使うことのメリットは、
元のブログのSEO評価をそのまま引き継ぐことが出来ることです!
例えば、前のブログを頑張って育てて記事の7割が1ページ目に表示できていたなら、その評価を新しいブログでもそのまま引き継ぐことができるのです。
次のいずれかに当てはまる時には、301リダイレクトを設定していきましょう!
- ブログをリニューアルしたい
- ブログ全体をお引越ししたい
- ブログのSEO評価を引き継ぎたい
302リダイレクト
302リダイレクトは、元のURLから新しいURLに一時的に転送する設定です。
個人ブログではあまり使わないかも?
302リダイレクトでは、元のブログのSEO評価は新しいブログには引き継がれません。
運営サイトが急成長したり、企業サイトの運営代行をする場合には使う機会が増える設定です。
次のどちらかに当てはまる時には、302リダイレクトを設定していきましょう。
- 一時的なサイトメンテナンスをしたい
- 一定期間だけ記事(ブログ)を閉じたい
- 期間限定キャンペーン etc…
ブログ記事をリダイレクトする2つの方法
ブログ記事をリダイレクトするためには2つの方法があります。
- プラグイン「Redirection」を使う
- 「.htaccess」にリダイレクトのコードを追加する
初心者さんにオススメしているのは②のプラグインを使う方法です。
①の「.htaccess」の方法だと、コードを1文字でも間違えてしまうとサイトが真っ白になったり不具合が発生することがあります。
それはちょっと怖いなあ・・・
2つの方法をどちらもご紹介しますが、特別な事情がない限りはプラグインを使って設定することをオススメします。
プラグインを使う方法
それではプラグイン「Redirection」を使う方法をご紹介します。
主な手順はこちらです▼
- プラグイン「Redirection」をインストールする
- 初期設定をする
- 転送ルールでリダイレクト設定をする
それでは早速、プラグイン「Redirection」のインストールから進めていきましょう!
WordPressの管理画面にログインをして、プラグイン>新規追加を選択します。
右上の検索窓に「Redirection」と入力をして検索をします。
すると作者がJohn Godleyさんのプラグインがあるので、「インストール」をクリックします。
インストールが終了したら、「有効化(Active)」をクリックします。
有効化されるとプラグインの画面が開いて、下記のメッセージが表示されます。
「Redirectionセットアップ」のリンクをクリックしましょう。
次に使い方をレクチャーする画面が表示されるので、「セットアップを開始」をクリックします。
基本セットアップの画面に移動しますので、下記の2つにチェックを入れて「次へ」をクリックします。
- WordPressの投稿と固定ページのパーマリンクの変更を監視。
- すべてのリダイレクトと404エラーのログを保存する。
また画面が移動しますので、「セットアップ完了」をクリックします。
「次へ」ボタンが表示されましたら、クリックしましょう。
これでプラグインの初期設定は終了です。
本題のブログ記事のリダイレクトをしていきましょう!
ダッシュボード>プラグイン>Redirectionを選択します。
転送ルールの画面が表示されますので、下記の2つを入力していきます。
- ソースURL:元の記事のURLを入力
- ターゲットURL:新しい記事のURL
入力が終わりましたら「転送ルールを追加」をクリックします。
画面右下に「リダイレクトが保存されました」とメッセージが表示されればOKです!
あとはこの作業をくり返していく流れになります。
ちなみに、デフォルト設定は301リダイレクトになっているので変更は必要ありませんが、もしも302リダイレクト(一時的な転送)は下記から設定できます。
307が一時リダイレクトで308が恒久リダイレクトと表示はされていますが、先ほどご紹介したとおり…
- 一時的なリダイレクト=302
- 恒久的なリダイレクト=301
この番号を選択すればOKです!
.htaccessを使う方法
こちらでは「.htaccess」にコードを追加する方法をご紹介します。
「.htaccess」とは、ブログにWordPressをインストールした時に自動的に作成されるファイルです。
コードを編集する時には万が一に備えて必ずバックアップを取って、2画面で操作していきましょう。
主な手順はこちらです▼
- バックアップを取得する
- WordPressの管理画面で「.htaccess」を開く
- ②の画面を2つ開いて左右に並べる
- 「.htaccess」にコードを追加する
- 変更を保存する
まずはバックアップを取得しましょう。
バックアップの取得方法と復元方法はこちらの記事で解説していますので、ご覧ください▼
続いてWordPressの管理画面から「.htaccess」のファイルを開きます。
万が一トラブルがあった時の保険のために画面を2つ開いておきましょう。
「.htaccess」に下のコードをコピペします▼
# リダイレクト処理
<IfModule mod_rewrite.c>
RewriteEngine On
RewriteRule 転送元のURL 転送後のURL [R=301,L]
</IfModule>
コピペしたら「変更を保存」を押して終了です!
万が一変更を保存を押して真っ白になってしまったら、予備で開いておいた画面上ですぐに「変更を保存」を押しましょう。
元のコードが上書きされてサイトが復活する可能性があります。
それでもダメな場合は、バックアップの復元作業をすればOKです!
特定の記事をリダイレクトしたい時の時短技
特定の記事だけをリダイレクトする時にはプラグイン「Redirection」を使うのが一番効率的です。
コードを使う方法も試しましたが、5記事前後の記事数ならプラグインを使う方法が一番簡単でした。
コードを間違えてしまうと、復旧作業だけで余計な時間を取られてしまうので…!(経験談)
バックアップ自体はすぐ出来ますが、テンパるとさらにミスを重ねてしまうんですよね(><)
なので、特に初心者さんの場合はプラグインを使う方法が一番早いです!
全ての記事をリダイレクトしたい時の時短技
すべての記事をリダイレクトする場合は、サーバーのお引越し機能を使うのが効率がいいです。
例えば、ブログ自体をお引越しする場合ですね!
例えば、私が愛用しているXサーバーには「WordPress簡単移行」という機能があります。
ほぼプラグインのRedirectionと同じ操作で一括でお引越しできるので、かな~り楽な機能です。
▼移行手順をXサーバーの公式動画で10分にまとめて解説しています▼
テーマもサーバーも違うものを使っていても簡単に移行できるので、かなり楽ですよね!
記事数が多くてお引越し作業が面倒だと思う方は、ぜひ試してみてください♪
まとめ
ここまでブログ記事のリダイレクトの方法をご紹介しました。
最後に大事なポイントをおさらいしましょう。
- よく使うリダイレクトは「301リダイレクト」
- 初心者さんが特定の記事をお引越しするならオススメは「プラグイン」
- 初心者さんが全記事をお引越しするならオススメは「WordPress簡単移行」
ぜひリダイレクトを使って複数ブログを運営することで、収入の安定化を目指していきましょう!